2016年 1月 三重県といえば伊勢神宮。
内宮の天照大御神とともに外宮で祀られる豊受大御神(とようけのおおみかみ)は食物・穀物を司る女神です。女神に背中を押されながら、松坂牛や伊勢海老とともに、雄大な自然が営まれる霊験あらたかな熊野古道の地の食材と出会う旅にでかけました。
熊野三山と伊勢神宮を結ぶ熊野古道
“伊勢路”紀北町、熊野灘。
二大霊場の中間地点に良質な食材が集まっていることにインスピレーションをえたシェフ大堀和也はひきよせられるように紀北町に足を運びました。三重県南部に位置する紀北町は2005年に旧紀伊長島町と旧海山町が合併して誕生した自然豊かな町。世界遺産紀伊山地の霊場や熊野古道を有しています。
実は紀北町は三重県有数の伊勢海老漁獲量を誇る地域です。
原生林が残る自然豊かな大台山系を北部に、豊富な植物プランクトンが太平洋に面した南部熊野灘に流れ込み、たくさんの種類の新鮮な魚介類が水揚げされる好漁場を形成しています
豊かな自然のなか放し飼いで育てられた
鶏の有精卵も届けていただきます。
写真は大堀が抱かせてもらった名古屋コーチン。鶏の一般的なイメージとは異なる、穏やかで人懐っこい性格に大堀も笑顔がこぼれました。
自然との共生を考え、無農薬野菜づくりを実践している奥川ファームさん。
今回は農場の一区画を丸々ラリアンス用に提供くださいます。安心安全でからだによい、ラリアンスのためにつくられたお野菜が届きます。
5月26日・27日に開催される
伊勢志摩サミット。
開催地である英虞湾にも表敬訪問してきました。複雑に入り込んだリアス式海岸に目を奪われます。
人類の共有財産である世界遺産の地で出会ったのは雄大な自然に寄り添いながら食材に向き合う人情味あふれる人々と魅力あふれる食材の数々。
霊験あらたかな由緒正しい土地での出会いが生んだお料理は、ディナー“シェフ大堀スペシャルコース”、ランチ“至福の午餐会コース”でお楽しみいただけます。